身体障害者補助犬法とは

身体障害者補助犬は3種

平成14年に「身体障害者補助犬法」が施行されました。この法律では、身体に障がいのある方の目や耳、手足となって働くよう訓練された犬を「盲導犬」・「聴導犬」・「介助犬」といい、その総称を「身体障害者補助犬」と名付けました。それぞれ一定の訓練基準により訓練され、国が指定する法人から認定を受けています。

  • 盲導犬

    視覚に障がいがある方と一緒に歩き、階段などの段差や交差点で止まり知らせたり、障害物を避けたりして安全に歩けるようサポートします。盲導犬は白または黄色のハーネスと「盲導犬」と書かれたバックをつけています。

  • 聴導犬

    耳に障がいのある方に電話の呼び出しなどの音がなっている場所を伝えたり、自動車の警笛などの警報音を知らせたり、ユーザーの生活上必要な音を知らせるサポートをします。聴導犬は聴覚障がいの目印になる役割があり、外出時には「聴導犬」と書かれた胴着をつけています。

  • 介助犬

    落としたものを拾ったり、ドアの開閉をしたりなど、手足に障がいのある方の日常生活動作をサポートします。介助犬は外出時には「介助犬」と書かれた胴着をつけています。

身体障害者補助犬法の内容

  • 身体障害者補助犬法は、身体障がい者の自立と社会参加を促進するため、補助犬との社会参加の受け入れを義務付ける法律です。この法律により、補助犬を同伴する身体障がい者は、補助犬の行動と衛生の管理、認定を受けた補助犬である旨を表示することを義務付けられました。また、公共の場や交通機関の受け入れ義務や、補助犬育成団体による良質な補助犬を育成することを義務付けられています。

    補助犬同伴の受け入れ義務がある場所

    • 公共の施設や公共交通機関(電車・バス・タクシー等)
    • 不特定かつ多数の人が利用する民間施設(商業施設・飲食店・ホテル・病院等)
    • 国や地方団体などの事務所や従業員45.5人以上の民間企業

    補助犬の同伴を受け入れる努力をする必要がある場所

    • 民間住宅
    • 従業員45.5未満の民間企業

身体障害者補助犬法施行の流れ

平成14年5月  成立
 
平成14年10月 施行
公共の施設や公共交通機関において補助犬の同伴受け入れが義務付けられました。
平成15年10月 改訂
一般の人が入ることができる店舗、レストラン、ホテル、病院等において補助犬の同伴受け入れが義務付けられました。
平成20年4月  改訂
都道府県に補助犬の同伴に関する相談窓口が設置され、国や地方自治体などの事業所、一定規模以上の民間企業での、補助犬の同伴の受け入れ義務付けられました。

このステッカーを見たことありませんか?

  • 厚生労働省
    全国盲導犬施設連合会

    補助犬同伴を受け入れるために
    施設内にステッカーやポスターなどを掲示しています。

    厚生労働省や全国盲導犬施設連合会では「補助犬ステッカー」作成しています。このステッカーを店頭に貼って頂くことにより、一般のお客様に補助犬に対する理解を深めてもらうとともに、各施設の補助犬ユーザーの方々が安心して利用できることを趣旨としています。

厚生労働省
「もっと知ってほじょ犬」リーフレット

補助犬に関してわかりやすく解説しています

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