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Q & A
盲導犬Q&A
1.盲導犬とはどんな犬ですか?
2.盲導犬が背中につけている道具はなんですか?
3.日本では何頭の盲導犬が活躍していますか?
4.盲導犬を必要とする視覚障がい者は全国でどれぐらい居るのですか?
5.1頭の盲導犬を育成するためにどれくらいの費用が必要なのですか?
6.日本に盲導犬育成団体はどのくらいありますか?
7.どんな種類の犬が盲導犬になれるのですか?
8.盲導犬にならなかった犬はどうなるのですか?
9.盲導犬になるためにはどのような訓練を受けるのですか?
10.盲導犬はどのくらいの期間活動するのですか?
11.盲導犬が引退したら、使用者はどうするのですか?
12.盲導犬の食事はどうしているのですか?
13.盲導犬の排泄はどうしているのですか?
14.盲導犬は仕事以外の時はどうしているのですか?
15.盲導犬はどうして服を着ているのですか?
16.盲導犬は信号の色が分かるのですか?
17.盲導犬に出会ったら、どんなことに気を付けたら良いですか?
18.盲導犬訓練士になるためにはどうしたら良いですか?
19.盲導犬の貸与を受けるためにはどうしたら良いですか?
20.盲導犬の貸与を受けるための費用はどのくらいですか?

1.盲導犬とはどんな犬ですか?

盲導犬は、視覚障がい者の安全で快適な歩行を助ける役割を担っており、「道路交通法」と「身体障害者補助犬法」でその存在が認められています。国家公安委員会から指定された法人で訓練・認定された盲導犬は、使用者と共に公共交通機関や公共施設を利用することができます。

>> 身体障害者補助犬法

2.盲導犬が背中につけている道具はなんですか?

「ハーネス」といいます。体に付ける部分を胴輪、人が持つ部分をハンドルと言います。
道路交通法により、ハーネスの色は白色または黄色と定められています。
ハーネスを装着すると盲導犬は“仕事開始”を意識します。使用者は、盲導犬が止まったり、障害物を避ける動きを、ハーネスを通して感じとっています。
ハーネスについているバッグの中には、「盲導犬」という表示・認定番号・認定年月日・認定を行った指定法人が明記されたカードが入っています。その他盲導犬の健康管理手帳や犬の鑑札など、盲導犬にまつわる品を携帯しています。

ハーネスを着用した黒い犬の後ろ姿

3.日本では何頭の盲導犬が活躍していますか?

2014年3月現在で、全国で1010頭の盲導犬が活躍しています。

4.盲導犬を必要とする視覚障がい者は全国でどれぐらい居るのですか?

全国の視覚障がい者数は約31万人(2006年厚生労働省調べ)、そのうち盲導犬を希望している方は約3000人と言われています。

5.1頭の盲導犬を育成するためにどれくらいの費用が必要なのですか?

盲導犬1頭にかかる育成費用は約500万円です。これには、犬のフード代や医療費、施設運営費や職員の人件費も含まれています。地方自治体や奉仕団体から提供される委託金や助成金だけでは必要費用に満たないのが実状で、ほとんどが皆様からお寄せ頂く募金や寄付金によってまかなわれています。
>> 募金や寄付にご協力頂くためには

6.日本に盲導犬育成団体はどのくらいありますか?

盲導犬の育成は、国家公安委員会から指定された法人で行われます。2014年4月時点で日本には11の盲導犬育成団体があります。
>>全国の盲導犬育成団体

7.どんな種類の犬が盲導犬になれるのですか?

現在日本で活躍している盲導犬は、殆どがラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバーです。ラブラドールとゴールデンのミックス犬やシェパードなども活躍しています。海外ではこの他にもスタンダードプードルやボーダーコリーなどを盲導犬として使用している国もあります。
レトリバー種は大人しく従順で、人間に対して友好的に接することができます。作業意欲も高く、警戒心や闘争心が低いなど、盲導犬に適した資質を持っていると言えます。また、人間を誘導する上で、体の大きさや力加減、体重など、盲導犬として必要な身体的条件を備えています。

8.盲導犬にならなかった犬はどうなるのですか?

盲導犬の合格率は3割程度と言われています。盲導犬にならなかった犬は「キャリアチェンジ犬」として一般家庭に引き取られます。キャリアチェンジ犬は、「盲導犬には向いていない」というだけであって、決して劣っているというわけではありません。人と同じで犬にも個性がありますので、それぞれの個性が活かせる場所で幸せに暮らします。
また、一部の犬は「PR犬」として盲導犬啓発活動で活躍することもあります。

>>キャリアチェンジ犬ボランティア

バンダナを巻いた白いラブラドールレトリバー3頭

9.盲導犬になるためにはどのような訓練を受けるのですか?

盲導犬候補の犬たちは、およそ1歳になるまで「パピーウォーカー」の元で育ちます。

1歳になると当協会に戻り、盲導犬訓練士による訓練を受けます。
訓練は大きく分けて3段階あり、①基本的な指示に従う服従訓練、②障害物回避や段差・交差点を知らせるといった人間を誘導する為に必要な動作を覚える誘導訓練、③貸与希望者である視覚障がい者と共に行う共同訓練です。

細かい訓練内容については盲導犬の一生をご覧ください。

10.盲導犬はどのくらいの期間活動するのですか?

当協会では、盲導犬は10歳まで活躍します。引退後は「リタイア犬」として一般家庭に引き取られます。
>>リタイア犬ボランティア

11.盲導犬が引退したら、使用者はどうするのですか?

当協会では、盲導犬が引退する時期に合わせて次の盲導犬を貸与できるように訓練を行っています。
盲導犬が引退したら、使用者には新しい犬と共に、再び共同訓練を受けて頂きます。

12.盲導犬の食事はどうしているのですか?

盲導犬使用者が盲導犬の体質に合ったドッグフードを、毎日決まった時間に決められた量与えています。盲導犬は子犬の頃から人間の食べる物は与えていませんので、飲食店などに同伴しても人の食べ物を欲しがることはなく、静かに待機することができます。

13.盲導犬の排泄はどうしているのですか?

当協会では、携帯可能な排泄道具(ションベルト・ションパック)を使用して排泄をさせています。
この道具を使えば、排泄物が全て袋の中に落ちますので、外出先でも使用者の手や地面を汚すことなく排泄が出来ます。犬の1日の排泄リズムを使用者が把握し、時間になったら排泄させるようにしていますので、犬に我慢させているわけではありません。
お腹にパックをつけている黒い犬の様子

14.盲導犬は仕事以外の時はどうしているのですか?

使用者がハーネスを外し、室内の犬用ハウスやマットの上で過ごすことが多いです。ハーネスを外しているときは普通の犬と同じように、居眠りしたり、使用者にオモチャで遊んでもらったりして過ごしています。食事や排泄の際もハーネスは外しています。

15.盲導犬はどうして服を着ているのですか?

レトリバーは毛が抜けやすいため、使用者はブラッシングやシャンプーなどの手入れを欠かさずに行っています。外出時には乗り物や建物内に入りますので、抜け毛が落ちるのを少しでも防ぐために、コートを着用しています。
黄色いコートを着た白い犬

16.盲導犬は信号の色が分かるのですか?

犬は、信号の色を見分けることができません。使用者が周囲の足音や車の走行音、音響信号の音を聞いて渡れるかどうかを判断し、盲導犬へ指示を出しています。そのため、赤信号でも使用者が判断を誤って『進め』の指示を出してしまうこともあります。
盲導犬が車の接近に気づいていれば「不服従」と呼ばれる動作で、指示に従わず停止することで危険を知らせることができますが、間に合わなければ事故に繋がります。もし信号待ちをしている盲導犬使用者を見かけたら「今赤ですよ」「青に変わりましたよ」と一言声をかけて頂けると、安全に道路を横断することができますので、ご協力をお願い致します。
これは「白杖」という道具を使用している視覚障がい者にとっても同じです。

17.盲導犬に出会ったら、どんなことに気を付けたら良いですか?

ハーネスを付けているときは仕事中ですので、話しかけたり触れたりせずに温かく見守ってください。
ペットを連れている時に盲導犬に出会った場合、盲導犬はペットに反応しないように訓練を受けていますが、吠えられたり攻撃を受けると少なからず仕事に影響しますので、不用意にペットを近づけないようにしてください。
その他気を付けて頂きたいことは街で盲導犬に出会ったらのページをご覧ください。

18.盲導犬訓練士になるためにはどうしたら良いですか?

「盲導犬訓練士」になるためには、まずは盲導犬育成団体に就職し、一定期間の経験を積まなくてはいけません。現在の当協会の採用情報についてはコチラをご覧ください。
また、視覚障がい者が盲導犬と共に安全に歩行できるように指導する「盲導犬歩行指導員」になるためには、盲導犬訓練士になった後、さらに一定期間の経験を積む必要があります。
団体により採用時期・条件が異なりますので、各団体のホームページをご確認ください。

19.盲導犬の貸与を受けるためにはどうしたら良いですか?

当協会では、身体障害者手帳をお持ちの方で、視覚障害等級1級又は2級に相当する方へ盲導犬を貸与しています。貸与を希望される方は、当協会へ直接お問い合わせください。担当指導員が後日面談にお伺いし、盲導犬貸与を希望する理由や、現在の生活状況等を確認させていただきます。
盲導犬貸与を受けるためには、約4週間の共同訓練を受け、卒業試験に合格することが必要です。
また、盲導犬は室内飼育となりますので、同居する家族からの理解が得られることも重要です。
>> 盲導犬貸与をお考えの方へ

20.盲導犬の貸与を受けるための費用はどのくらいですか?

当協会では、盲導犬を無償で貸与しています。認定後、盲導犬との生活に必要な用品等は使用者の自己負担となります。
一般的な大型犬飼育にかかる費用と同程度の費用負担が必要になります。
詳細につきましてはコチラをご覧ください。